いつものように昼ごはんを食べた後、本屋へ向かう。
勿論、給料日前なので立ち読みだ。
決まって新刊コーナーから、ノンフィクションコーナーを回って気になったモノを開いて回る。
先日、いつもならラーメンに半ライスを付けるところを、二日酔いもありラーメンだけにしたので時間の余裕があった為、店内をぐるりと一周。
普段見ない本棚に気になる題名の本が。
この計算式、前から自分でも考えていたこと。
「ドキッ」としながら開く。
目次を読むだけで「ん〜〜〜…。」と、ただ唸るばかり。
ここに何個か挙げてみる。
・親子でショッピングに出かける
・親の肩を揉んであげる
・おふくろの料理を喜んで食べる
・親と一緒に酒を酌み交わす
・自分の誕生日に親にプレゼントをする
・我が家の味を教えてもらう
・親を心配させた事を聞く
・親の背中を流す
・親の夢を聞く
・親とケンカしたことを思い出す
・親の初恋を聞く
・親が今まで自分に幾らお金を使ったか計算する
・余命宣告するべきか考えておく
こんな感じで55個。
そして、それらにちなんだホントにあったストーリーが55個。
少しばかりセピア色になった気持ちが、ゴールデンウィークでの帰省を待ち遠しくさせた。
55個の目次が頭から離れなかった。
そんな帰り道。
渋谷の大型ビジョンでは「SUMMER SONIC」のCMが流れていた。
そうだ、スティービー・ワンダーがやってくる。
私はまだ肉眼でスティービー・ワンダーを見たことが無い。
一度でいいからあの歌声を生で体感したい。
スティービー・ワンダーも60歳。
例の計算式でいくと限りなく「ゼロ」に近い。
スティービー・ワンダーが元気なうちに…。
そんな事を考えていると、徐々に頭の中はスティービー・ワンダー1色に。
・スティービー・ワンダーと一緒にショッピングに出かける
・スティービー・ワンダーの肩を揉んであげる
・スティービー・ワンダーの料理を喜んで食べる
・スティービー・ワンダーと一緒に酒を酌み交わす
・自分の誕生日にスティービー・ワンダーにプレゼントをする
・スティービー・ワンダー家の味を教えてもらう
・スティービー・ワンダーを心配させた事を聞く
・スティービー・ワンダーの背中を流す
・スティービー・ワンダーの夢を聞く
・スティービー・ワンダーとケンカしたことを思い出す
・スティービー・ワンダーの初恋を聞く
・スティービー・ワンダーが今まで自分に幾らお金を使ったか計算する
・スティービー・ワンダーに余命宣告するべきか考えておく
……。
こんな偉大な人が少し身近に感じた帰り道。
さて、スティービー・ワンダーに会いに行こうかどうするか…。
manhattan closet