遅。 | 22:49 |
彼女が来ない。
もう、夕食も始まっている。
かれこれ20分以上は待っているだろうか。
夕食はいつも一緒に食べると決めている。
時流。 | 20:04 |
2。 | 17:06 |
混。 | 19:10 |
音。 | 13:28 |
「梅雨明け」ということで、高校球児は各地で熱戦を繰り広げております。もう沖縄は4強が決まりました。久々の沖縄水産もいいですが、現ロッテ大嶺祐太の弟、大嶺翔太の八重山商工もはずせません。八重山旋風をもう一度観たいものです。もちろん興南、中部商も強いです。
ま〜、どこが勝っても、今年の甲子園、沖縄のアルプススタンドはいつも以上に楽しそうです。
アルプスで応援しながらの高校野球、「面白い」を通り越して「感動」です。
ご一緒にいかがですか?
というわけで、夏に向けて良い感じの最近のヘビーローテーション。
前回も紹介した、「STRICTLY ROCKERS」シリーズ。今回はDJ MEUTRA a.k.a KOR-1。
サイケデリックソウルとファンクレゲエ〜ダブ〜ヒップホップを素晴らしい流れでのMIX。どのレビューを見ても書いてますが、Gwen Mccraeから、Main Source/Just Hangin’ Outへの流れは腰にきます。さらりとBlackaliciousとか入ってくるのも素敵です。
[track list]
01. Sub Dub / Rhythm Collision
02. African Head Charge / Off The Beaten Track
03. Blackalicious / Deception
04. Carl Bradney / Slippin' Into Darkness
05. Jackson 5 / I'll Bet You
06. Inner Circle / Reggae Thing
07. Pointer Sisters / Don't It Drive You Crazy
08. Gwen Mccrae / 90% of Me Is You
09. Main Source / Just Hangin' Out
10. Romanowski / Why?
11. Lee Dorsey / Tears Tears And More Tears
12. Mr. Scruff & Roots Manuva / Nice Up The Function
13. DJ Vadim / Ghetto Rebels feat. Phi Life Cypher
14. Pete Rock / Massive feat. Heavy D And Beenie man
15. Big Youth / Marcus Garvey Dread
16. Sugar Minott / Hi Hello
17. Rick James / Mary Jane
18. Third World / Journey To Addis
19. Red Hot + Riot / Water No Get Enemy
20. Erykah Badu / Bag Lady - Soul Carib Mix
21. Sade / By Your Side - The Neptunes Remix
ちなみにココで聞ける、別のMIXも抜群です。
高円寺GRASSROOTS、「nbsa」などなどで活躍中のCONOMARKの2枚目のMIX CD。その名も「SHARE」。
HIPHOPからR&B、JAZZ、HOUSE、AFRICANといったブラックミュージックの要素が良い感じに詰まっている、とにかく「黒い」MIXです。歩きながら聞くと早歩きになることでしょう。トバされます。レーベル「BLACK SMOKER RECORDS」はやっぱりハズシません。
最後に、DJ 1 TA-RAW!EXOTICA CATHARINA MIX!さすがです!
ここからDOWNLOADできちゃいます!お気に入りです!夏のお供に間違いなしの アフロ、サルサ、ラテンからレゲエまで、キラーチューン満載。男のアナログレコード1発録り!急げ!
今は亡き「MIX」で良くトバされてました。最近、ご無沙汰なのでまたDJ聞きに行きたい!
ごちそうさまです!
[track list]
1.SECRETARY BLUES (EDIT) / KILL THE DJ
2.THIRD STONE FROM THE SUN / JIMI HENDRIX
3.AU PRIVAVE / BOB DOROUGH
4.CONGOLESE CHILDREN / RANDY WESTON
5.LAS CALENAS SON COMO LAS FLORES / THE LATIN BROTHERS
6.THE LADY IS A TRAMP / THE BAD STREET BOYS
7.NO TE PUEDO TENER / MILLY
8.S.S.S<南の島 宇宙 スラム街> / ECD & CENTRAL SESSION
9.MANDININA / PIERRE MAIZEROI
10.POR QUE / TEGO CALDERON
11.CUBANO CHANT / ART BLAKEY
12.ANDINO (INDUSTRIAL MIX) / ATAHUALPA 1530
13.GUITARRA POR LA REVOLUCION / UP,BUSTLE & OUT
14.SIN PAPELES / CHE SUDAKA
15.FEVER! (XTRASKANK BLEND MIX) / RUMI & PRIMAL
16.ABAPHANTSI / SANGOMAS+MAGA BO & TEBA
17.HUMBLE MUMBLE / OUTKAST & ERYKAH BADU
18.THINGS CHANGE (DJ C REMIX) / WARRIOR QUEEN
19.UPTOWN PARTY LIFE / DAVID LAST vs ZULU
20.DESABAFO OLODUM / RENI VENENO
21.SOFTCORE MANBO (REMIX) / SLY & ROBBIE
22.100% (EDDIE'S LATIN CROSSOVER MIX) / BIG PUN & TONY SUNSHINE
23.COPACOBANA / AMBLIQUE
24.PARK PLAZA / RALPH MACDONALD
25.俺達に明日は無い (RAP VERSION PT2 REMIX) / ECD
26.LEAVING THIS PLANET / DAMN!
27.MOVE ON UP / DJ AYRES
28.RUB-A-DUB / NICK HOLDER
29.CRYING IN THE CHAPEL (Satisfy My Soul Babe MIX) / ELVIS PRESLEY
しかし、こんな素晴らしい音楽達も甲子園では聞きません。
ビール片手にトランジスタラジオかワンセグで実況解説を聞いているか、アルプススタンドではメガホン片手に応援のどちらかです。
応援団の太鼓、金属バットの音、そして大歓声。
最高のライブです。
しかし、地元のおっさんと大差ありません…。
MANHATTAN APPAREL ONLINESTORE
感。 | 17:07 |
実家に帰省すると、私は決まって「自転車」に乗る。
実家には申し訳ない程度の素朴な「車」もあるが、私は何処かへ出かける時は必ず「自転車」にまたがる。
その「自転車」は、私が高校生の時に愛用していた古いものだ。
もうとっくに60歳を超えた両親がそんな古びた「自転車」に乗るはずも無く、私が帰省した時だけ使われるその「自転車」は、くもの巣だらけであったり、タイヤの空気が減っていたり、サドルに被せてあるビニール袋もホコリだらけで見る度に錆も増え、実家に帰っていなっかた長い月日を毎回のように実感させる。
家族から忘れかけられていた「自転車」を、帰省のたびに、まるで漁師が久しぶりに会う地方の港妻を可愛がるように、私は彼女の髪の毛を優しく撫で…ではなく、くもの巣を優しく取ってあげ、吐息の漏れる口づけ…ではなく、タイヤから少し空気が漏れながらも必死に空気を入れ、優しく洋服を脱が…ではなく、サドルのビニール袋を脱がせ、一緒にお風呂…ではなく、ホースで水をぶっ掛けて丸洗いする。
帰省すると必ず行う儀式の様なものだ。
というわけで実家に帰ると、そんな綺麗になった「自転車」にまたがる時間を必ず作り、小学生で言うところの「校区内」から「校区外」までを、行く当てもなく縦横無尽にウロウロし、懐かしさや思い出にふけり、町並みの変化をゆっくり感じる事が密かな楽しみなのである。
もう上京して以来、ロクに連絡も取っていない旧友の家の前を通り、主のいない犬小屋に時の流れを感じたり…。
みんなで野球をした公園が今となっては草が生い茂ったジャングルになっていることに少子化の波を感じたり…。
駅前には真新しい輝きを放つファッションビルが建ち、オシャレな若者が増えていることに驚き、うっかり父に借りたTシャツに半ズボンの出で立ちで「自転車」に乗る自分が浦島太郎になった気分を感じたり…。
しかし、ロータリーで客待ちをしているタクシーの運転手は、「ティアドロップ」という洒落た名前があるということを忘れさせてくれる「金縁」、「ベッコウ」、「薄茶色のレンズ」という3大ポイントをキッチリ押さえた、「タレサン」と呼ばれるサングラスを9割の運転手が使用し、さらにその内の9割が「パンチパーマ」もしくは「アイパー」ということに、野球部の試合の応援に来ていた生徒の父親の9割もこの部類だったと、懐かしい青春の匂いを感じるのだ。
そんな事に思いを馳せながら「自転車」で風を感じていた8月の暑い日ざしのある日、ふと、前から「自転車」に乗った制服姿の男子中学生が必死の「タチコギ」でこちらに向かってくる。
アスファルトを陽炎が揺らしている為ぼんやりとしているが、ヘルメットを被っているので中学生に間違いない。
その「タチコギ」具合から見るに、かなり急いでいるのだろう。近づくつれ、顔には玉のような汗が輝き、日に焼けた腕も美味しそうな「揚げパン」のように光っているのが良く分かる。荒い息使いが今にも聞こえてきそうだ。
私は部活の練習に遅刻したのだろうと考えた。
その瞬間、その男子中学生は、私の30メートル程先の民家の角にポツンとある清涼飲料水の自動販売機の前に止まった。
のどが渇いているのだろう。無理もない。この暑い中、急いでいるのだから。しかし、先輩に怒られるのは避けられない。少し休みたくなる気持ちは痛い程わかる。
どういう衝動からか分からないのだが、なぜか彼が何を買うのか気になった。私は自動販売機の少し手前に自転車を止め、携帯で話すフリをしながら眺め、「アクエリアス」以外にはないだろうと考えた。
男子中学生は財布を出す為にスポーツバックを開ける。
しかし予想に反し、彼は財布を出すのではなく、なにやら本を出し、器用にクルリと丸め、缶専用のゴミ箱の丸い穴に突き刺したのだ。その後、少し前へ目深くなったヘルメットを「ポン!」と後ろへ叩き、また必死の「タチコギ」で私の前から去っていった…。
彼は再び陽炎に包まれ、まるで飴玉が溶かされて無くなってしまうように後ろ姿が見えなくなった後、私の足は自然にゴミ箱へと向かっていた。
ゴミ箱まであと数メートルとなった時、私は絶句した…。
奥まできちんと捨てられず、3分の1だけ顔を出しているその本は「エロ本」だった。
その本は「ビデオボーイ」だった。
「4月号」だった。
「アクエリアス」ではなく「ビデオボーイ 4月号」だったのだ…。
昔、テレビを見ながらご飯を食べていると、母に怒られたものだ。
そして、最近の若者は、携帯でメールを打ちながらご飯を食べたり、勉強したりするという。
しかしながら、部活に遅刻し、急いで学校に向かいながら「ビデオボーイ 4月号」を捨てるという荒技をこなした彼はきっと大物になるに違いない。
まるで番組をしっかり作りながら笑いもキッチリ作る島田紳介のように…。
ところで、あの男子中学生は知っているだろうか。
この清涼飲料水の自動販売機がおいてある場所。それはまだ私が少年だった頃、既に現代社会では葬り去られた逸品、町で唯一の「エロ本」の自動販売機が置いてあった場所だという事を…。
ふと、自動販売機の下を見ると、アスファルトにポツリポツリと男子中学生の滴り落ちた汗が滲んでいる。
ここが「エロ本の直売所」だったあの頃、少年だった私もこの場所で冷や汗をたらしていた。
道行く大人たちの隙をうかがい、未知の世界への扉の鍵である「エロ本」を手にする為に。
アスファルトに描かれた幾つもの丸い模様を見ながら、まるで、あの頃の自分の冷や汗と、男子中学生の青春の汗が重なりあっているように見えた。
そんな見ず知らずの二人の重なりを、丸められた「ビデオボーイ 4月号」の表紙を飾る女優が3分の1だけ顔を出し、笑顔で見守ってくれていたのだった…。
私は、アスファルトの模様も暑い日差しに蒸発しかけようとした頃、ふと我に返り、「3分の1の彼女」をそっとゴミ箱に押し込め、今までより少し強く、再びペダルを漕ぎ出した。
もちろん、あの頃の私なら「彼女」を救出していただろう。冷や汗をかきながら。
もういい年だが、また1つ大人になった気がした。
そんな淡い思い出に浸っている場合ではない。
来週から免停だ…。
しかし、実家からその愛用の「自転車」を送ってもらい、60日間、東京を当ても無くウロウロするのも悪くない。
あの男子中学生のように、最近かいていなかった熱い汗を流してみたくなった。
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落。 | 18:03 |
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